名入れボールペンは本体にあたる既製品のボールペンに名入れ加工をほどこすものですので、その構造上、本体の種類によってさまざまなバリエーションを楽しむことができます。とりわけ最近では味気ない安物の既製品を本体として使うよりも、むしろ市販されることの少ない機能性の高い製品をわざわざ選んで、そこに名入れ加工をすることによって、オリジナリティーを追求したものが目立ちます。そこでこのように機能性を重視したものの例ですが、黒だけではなく赤・青・緑などの多くの色の芯が1本のボールペンのなかに備わっているもの、グリップ部分にラバーを使っていて滑らかな書き味と疲れない設計が特徴のもの、間違って文字を書いても消しゴムで容易に筆跡を消せるもの、尾部にライトがついていて暗所での作業が可能なものなどが挙げられます。また贈り物に名入れボールペンを選ぶ場合には、国産メーカーの高級モデルに名入れ加工をすることもよく行われています。

こちらは1本の価格が数千円レベルのもので、万年筆などと比較しても遜色のないデザインと機能性を誇ります。一時は就職祝いや進学祝いではメジャーな存在だった万年筆は、メンテナンスの手間などもあってボールペンにその座を取って代わられており、ここにうまくニーズがあてはまったと考えることもできます。贈り物にする場合には、ショップでものし紙をつけたり特別なパッケージを用意したりして、気を利かせてくれることが多いものです。

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